90年代後半から2014年現在まで携帯電話・PHS・スマートフォンが隆盛を極めた。だがそれもどこまで続くのだろうか。
目次
インターネットは電話を越えるか
電話を上回る『何か』
人生で費やす電話料金シミュレーション
ライフハック
電話というのもたかだか百年前に登場して普及した通信機器だ。やがては通信手段では右に出るものはなくなった。まさかモールス信号や手紙や電報や伝書鳩を使っているので電話は使いません、などとハーミットみたいなことを言う人も80年代には探す方が大変だったろう。電話番号の権利をひとつ二十万円とかの大金で買うようなことが行われていた。今考えると詐欺のようだが、その搾取のおかげでインフラがここまで整ったということでもある。
その電話がポケベルから携帯電話というような遷移はあったとしても、持ち運べるようになってしまってはもうその牙城を崩すことは不可能となった。さらにポケベルの機能をあわせて、メール送信が可能な携帯電話となると最強で、データ通信の強化に拍車がかかり、写メールなどの画期的な機能が使えるようになった。かつて黒電話で70、80年代にダイヤルを回していた人たちがそんなことを想像できただろうか。モノクロのFAXで驚いていたくらいだ。
携帯電話を持っていない人は浮世離れした人思われてもおかしくないほどになってきている二千年初頭でも、やがてはあのダイヤル式固定電話と同じような運命を辿るのではないだろうか。
つまり携帯電話・スマートフォンも高次のなにかに変化を遂げていくのではないだろうか、ということだ。では高次の『なにか』とはなんだろうか。