いまさらながらLinuxでLVM(論理ボリュームマネージャ)を使っていない場合のシステムバックアップをすることがあるかもしれない。そんな場合のバックアップ方法だ。
これに関するフォーラムを見かけたのでメモ。
※LVM(論理ボリュームマネージャ)を使っていない場合、と言われてもよくわからない場合は、コメントください。
・システムに使用しているハードディスクを用意する。メーカーも型番も同じにしたほうがいい。なので新しくサーバーを組み立てる場合には新品のハードディスクを2台用意するといいだろう。
・できるだけ性能のいいマシンに2台(ここではシステムが入っている方がAドライブ、空っぽのバックアップ側をBドライブと呼ぶことにする)のAドライブ、Bドライブをつなぐ。USB接続でもなんでもいい。
・KnoppixやDebianなどのCDブートできるOSをダウンロードしてCD作成する。
Knoppix:http://www.rcis.aist.go.jp/project/knoppix/
・CDを起動させるとかっこいいデスクトップが立ち上がり、なんかプロフェッショナルになった気分になる。
・Knoppixの場合、デスクトップにディスクがマウントされてた状態で表示される。はず。環境によってはわからない。とにかくそれらをアンマウントさせる。コンソール画面を立ち上げ、そこにコマンドを打つ。
sudo umount /dev/sda1
このコマンドで外付けのaのドライブの1というパーテーションをアンマウントします、ということになる。マウントされている数だけ行う。私の場合は
sudo umount /dev/hda1
sudo umount /dev/hda2
sudo umount /dev/sda1
となった。hdaというのは外付けぢゃなくて内蔵という意味だ。とにかく全部のドライブをアンマウントすればいい。ここではAドライブがhdaで、Bドライブがsdaということになっておるわけです。
・そしたらコンソール画面で
sudo dd if=/dev/hda of=/dev/sda
とコマンドを打てばドライブ丸ごとコピーが始まる。かなり時間がかかるので性能のいいマシンでやるといい。
・終わったらCDを終わらして、以上、晴れてバックアップができたわけだ。
あとはcronでrsyncを回して定期的に更新分を移させればいいわけだ。
初心者でもできる方法です。
LVM(論理ボリュームマネージャ)を使っている場合はRAIDとか組んだ方がいいですね。